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「キックバックがないと生活できない…」、ガイドの取り締まり強化に激しい反発―香港

 2011年2月7日、店からのキックバック目当てに客に無理やり買い物させるなど悪質なガイドが問題視されている香港で、当局がガイドの質を向上させるための「10大手引き」を公布したところ、ガイドらから激しい反発が起きている。新民晩報が伝えた。
 香港では昨年、中国本土からの観光客に対して現地ガイドが激しい口調で買い物を強要する姿を収めた映像が動画サイトに投稿され、大きな社会問題となった。6月には、香港を訪れた元卓球中国代表選手が、買い物しないことで現地ガイドに罵られ、怒りのあまり持病の心臓発作を起こして死亡する事件も起きている。
 香港旅行業議会はこうした現状を受け、「10大手引き」を公布してガイドらの素行改善に乗り出した。その内容は「1つのツアー団に専属ガイド1人(複数での兼任は不可)」「違反行為(警告を含む)をしたガイドに点数を加算していき、30点に達したらガイド資格を3カ月停止」などというもの。
 ところが、ガイドやバスの運転手ら1700人が集団でデモを敢行するなど激しく反発、当局に撤回を求めている。香港ガイド総工会(労働組合)の黄嘉毅(ホアン・ジアイー)会長は「香港のガイドには基本給がないため、キックバックをもらわないと生活できない。まずはこうした報酬体系の見直しをすべきだ」と怒りを露わにしている。

香港旅遊業議會