Archive for 6月, 2010

2010FIFA W杯 PKをはずした駒野選手

私は見ていないが問題のパラグアイ戦を放映したTBS・みのもんたの「朝ズバ」で駒野選手の母親にインタビューを敢行し、「皆さんに申し訳ない」と言う言葉を引き出したそうだ。このことでネット上ではちょっと熱を帯びていて、これは酷いというのが大方の意見のようだ。TBSにはそこまでの意図は無かったかもしれない。実際敗戦後に他の選手たちの親族にインタビューする場面がいくつか放映されていた。しかし敗戦した選手たちの中でも特に駒野選手の母は心を痛めていたに違いないことは容易に想像できる。よってこのインタビューは結果的に傷口に塩を刷り込むようなことになり視聴者から反感を買ってしまったと思う。相手を思い遣るという日本の「美徳」を踏みにじったように見える行為は一種の「いじめ」にも写ったのかもしれない。

【追記】
※どうやらTBSの件はデマでらしい。とは言うものの、本当にデマであるのかどうかも当方は見ていないので判らない。

さて、サンスポに以下のような美談記事があった。
PK外しうつむく駒野、誰が慰めたか…

 ドイツ公共放送「ARD」で解説を務めたかつての名選手ネッツァー氏は「駒野はこの場面を生涯忘れられないだろう」と話したという。PK戦。駒野のシュートはクロスバーを直撃して大きくはねた。頭を抱える駒野。そして大会からの敗退が決まると、泣きじゃくった。敗戦は、駒野ひとりの責任ではない。誰が、駒野を慰めたか。
 バーをたたき、上方に大きく弾んだ自らのシュートに、駒野は天を仰ぎ、頭を抱えた。うつむいてセンターラインの仲間の所へ戻る駒野を抱きかかえるようにして迎え、列の中へ招き入れたのは、大会前にその腕からキャプテンマークを剥奪された中沢だった。
 5人目のキッカー、カルドソが決勝のゴールを決めると、歓喜の輪を抜けだし、1人のパラグアイ選手が駒野に駆け寄り、額をすりつけるようにして何かを語りかけた。自身4人目のキッカーとして落ち着いてゴール中央にPKを決めたアエドバルデスだった。おそらくスペイン語だったのだろう。駒野は何を言われているのか分からないはずだが、しきりにうなづいていた。気持ちは通じていたのだろう。
 一番長く駒野の肩を抱いていたのは、松井だった。そして駒野以上に泣いていた。何も言わず、しゃくり上げ、ただただ肩を抱き続けていたようにみえた。そして逆の肩を、阿部が抱いた。
 サポーターへのあいさつに駒野を背を押していざなったのは、稲本だった。努めて笑顔だった。駒野は笑顔を返すことはできなかった。それでも稲本は笑みを送り続けた。
 ロッカ-ルームに引き上げ、ミックスゾーンに姿をみせた駒野は、無言でうつむき、報道陣の前を通り過ぎた。バッジオが、バレジも味わったPK戦の残酷。だが多くの仲間に支えられ、駒野は立ち直らなくてはならない。

対戦国パラグアイ・アエドバルデス選手の行為と駒野選手の母国のマスコミ・TBSの行為、いやはや、何とも・・・

2010FIFA W杯 8強出揃う。

ベスト16の最後の試合を、1点を守りきったスペインが勝利してベスト8が決まった。

  • オランダ vs ブラジル
  • ウルグアイ vs ガーナ
  • アルゼンチン vs ドイツ
  • パラグアイ vs スペイン

欧州勢4、南米勢3、そしてアフリカが1となった。ここにアジアの名前が無いのは非常に寂しい限りだ。何よりも日本にチャンスがあっただけに残念でならない。アジア勢にとって欧州や南米はまだ高い壁と言えるだろう。次世代のアジアチームがこの格差をどれだけ縮められるのか期待したい。ところでブラジルが圧倒的な強さを見せ付けているが、ダークホースが現れるのかを注目したい。もう少し寝不足の日々が続きそう・・・。

2010FIFA W杯 日本vsパラグアイ

日本 0 - 0 パラグアイ
 PK 3 - 5

90分戦って両チームともにスコアレス。延長・前後半でも決着がつかずPK戦へ。遠藤、長谷部とゴールを決めるも3人目の駒野が痛恨のミスショット。その後、本田が決めるもパラグアイは全員ゴールを決めて万事休す。駒野が出てきた瞬間イヤな予感がしたが、それが当たってしまった。もっとも成功していたところで決着がつくまでエンドレスに続くわけだから敗戦を駒野のせいにはできない。何よりもそれ以前に再三のピンチを凌ぎながら、パラグアイの固いディフェンスを崩しきれなかったのと少ないチャンスをモノに出来なかったことが大きな敗因だろう。キーパー・川島を含め日本のディフェンスが頑張ってただけに得点できなかったのは実に惜しい。負けたとは言え、良い試合だったと思うが、厳しいことを言えば「良い試合」だけでは上位に進めない。勝つか負けるか、このふたつの結果だけしか無い世界、試合内容が悪くても勝てば良いのだ。もし今日の相手がブラジルだったらコテンパンにやられていたかもしれない。逆に言えば相手がレベル的に拮抗したパラグアイだっただけに、ベスト8という日本のサッカー史に歴史を刻む大きなチャンスを逃したことが本当に残念でならない。ただ、大会前の評価を大きく覆す結果を残せたのがせめてもの救いか。今大会後に海外へ行く選手もいるだろうし、今のチームの状態を今後ももっと進化させて上を目指して欲しいと願う。

2010FIFA W杯 2試合連続で大誤審!

準々決勝進出を賭けての16カ国の戦いのうち半分の4試合が終わった。

  • ウルグアイ 2 - 1 韓国
  • ガーナ 2 - 1 アメリカ (延長戦決着)
  • ドイツ 4 - 1 イングランド
  • アルゼンチン 3 - 1 メキシコ

韓国・ウルグアイ戦は1点を争う接戦で、同日に行われたガーナ・アメリカ戦は延長戦にもつれ込んだ。負ければワールドカップに終わりを告げる一発勝負のノックアウトステージとあって、グループリーグとはまた違った熾烈な戦いだった。翌日の2試合は優勝候補に名前が挙がるチーム同士の戦いとあって、サッカーファンなら観る前からワクワクしたに違いない。まずはドイツ・イングランド戦。前半、1点を追うイングランド・ランパードが放ったミドルシュートはクロスバーに当たり、ゴールラインのボールふたつ分くらい内側に落ちてからゴールの外側に向かって弾んだ。当然ながらこれはゴール(得点)で、追いついた(はずの)イングランド選手は喜んだが審判の判定は何と「ノーゴール」。本来なら同点で折り返すはずが、このことが影響したのか後半にドイツに追加点を決められ万事休す。実はドイツ・イングランド戦は過去にも因縁があった。1966年大会(開催地・イングランド)の決勝でドイツ(当時は西ドイツ)とイングランドの顔合わせとなり、2-2で延長戦に突入し、その前半にイングランド選手が放ったシュートが今回と同じようにクロスバーに当たり真下に落ちた。ゴールと認められるのはボールが完全にゴールラインを越えなければならないが、当時はかなり微妙だったにもかかわらず審判はイン・ゴールの判定。さらに追加点を入れたイングランドが結局優勝した。近年になって映像解析の結果、ノーゴールだった可能性が高いという結論になったが、くしくも44年の時を越えて同じ対戦国との試合で今度は泣くことになったイングランド。運命のいたずらか。
この数時間後のもうひとつの試合、アルゼンチン・メキシコ戦ではメキシコのキーパーが弾いたボールをメッシがシュートし、そのボールをゴール前に居たテベスが頭で押し込んだ。ところがテベスの位置が明らかにオフサイド・ポジションで当然ながらこれはノーゴールとなるべきだが何とインゴールの判定。これによりアルゼンチンが先取点を挙げ、その後に追加点を重ねて勝利した。まさか一日に2試合連続で大誤審が起こるとは誰も想像できなかっただろう。以前からボールがゴールラインを割ったかどうか判定する「ゴールライン・テクノロジー」の導入案がFIFAで検討されてきたが、皮肉にも正確性等の問題から今年3月に却下されたばかりだそうだ。「勝ち点」を争うグループリーグとは違って勝敗を争う決勝トーナメントでは1点が試合を左右する。様々な分野で先進テクノロジーが普及する昨今、誤審を生むリスクがある審判の目だけではなく、国を背負って戦っている選手たちのためにも早急に何らかの対策を望む。

2010FIFA W杯 16強決定。

サッカー・ワールドカップはグループリーグが全て終わり16強が出揃った。いよいよ今日からノックアウトステージに突入する。

  • ウルグアイ vs 韓国
  • アメリカ vs ガーナ
  • ドイツ vs イングランド
  • アルゼンチン vs メキシコ
  • オランダ vs スロバキア
  • ブラジル vs チリ
  • パラグアイ vs 日本
  • スペイン vs ポルトガル

日本はまず南米の強豪・パラグアイとベスト8を賭けて戦う。過去の対戦成績は日本の1勝3分2敗とほぼ「五分」だが、進化を続ける現チームには勝てる可能性が充分にあると思う。パラグアイに勝ったとして次はスペインとポルトガルの勝者が相手。これに勝つと目標のベスト4!
・・・いやいや、今はそんなことは考えないようにしてまずはパラグアイを撃破してくれることだけを期待しよう。世界をアっと驚かせてくれ!