紀州鉄道(和歌山県御坊市)の最古級ディーゼル車・キハ603形が老朽化などの理由で今週末に引退するそうだ。

http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2009/10/603-1129.php
御坊商工会議所地域活性化委員会 (塩路哲英委員長) は15日に商工会館で開かれ、 11月29日に催す 「復活 商工祭」 の一環で紀州鉄道の顔 「キハ603」 の引退式を行うことを決めた。 今月25日を最後に一足早く定期運行は中止し、 引退式の日がラストラン。 2枚組限定1000セットの記念乗車券も発行する。  紀州鉄道㈱は当初先月下旬にも引退式を行う予定だったが、 地域活性化委員会から 「商工祭のイベントの一環で引退式をすれば盛り上がる」 との要望を受けて引退を先延ばしする。 現在、 国土交通省に引退時期を遅らせるための申請を出しており、 近く認可が下りるとみられるが、 仮に安全面から認可が下りなければ定期便が終了する今月25日が実質のラストランとなる。 商工祭では伊勢屋や小竹八幡神社、 御坊小学校、 商店街という広い範囲に分散した会場で御坊の名物販売やコンサート、 フリーマーケットなどを多彩に催すが、 この日午前9時から午後3時までキハ603を運行し、 各会場をつなぐ足に利用してもらう。 引退を惜しむ多くの鉄道マニアから注目されるとともに、 商工祭の盛り上げに大いに役立ってくれそうだ。  キハ603は、 昭和35年に製造されて大分県で運行していたのを、 紀州鉄道㈱が50年に購入して御坊で運行させていたが、 製造から49年、 同鉄道での運行開始から34年を経て老朽化が進み、 安全面から引退を余儀なくされている。 地元ファンから存続を望む声が出ているが、 多額の整備、 維持管理費がかかることからいまのところ実現は難しい。

ボロボロな車両の外観はノスタルジックを感じさせてくれる。紀州鉄道の路線距離は僅か2.7km、JR御坊駅⇔西御坊駅間を片道8分で走る単線。

キハ603形

キハ603形

紀伊御坊駅