Archive for the ‘ 15近畿-奈良 ’ Category

産経ニュース
筒井氏の城、13世紀から 大型井戸や溝発見

 「洞ケ峠」の故事で知られる16世紀の戦国武将、筒井順慶の居城だった奈良県大和郡山市の筒井城が、筒井氏が文献に登場する以前の遅くとも13世紀から約300年間にわたって城郭として存続していたことが発掘調査で分かり、同市教育委員会が9日明らかにした。中世の城郭史を研究する上で貴重な史料。
 市教委によると、城跡の中心的な場所で幅2.2メートル、深さ0.6メートルの溝を発見。近くで直径0.9メートル、深さ2メートル以上の大型井戸も見つかった。一緒に出土した土器からみて、いずれも13世紀後半に掘り、14世紀前半までに埋め戻したと判断。井戸の規模から邸宅用ではなく、城郭用とみられる。
 順慶の直系の先祖らしき名前は14世紀半ばの文献にある。筒井城の建て替えが14世紀前半から廃絶した16世紀末までに何度かあったことも既に判明しているが、13世紀以前については分かっていなかった。

Wikipedia : 筒井順慶
Wikipedia : 筒井城

47News
キトラ壁画の資料集完成 実寸大の四神図収録

 特別史跡・キトラ古墳(7世紀末~8世紀初め、奈良県明日香村)に描かれた壁画の精密な写真を盛り込んだ資料集「キトラ古墳壁画フォトマップ資料」が完成し、文化庁が9日、発表した。販売の予定はなく、400部を全国の都道府県立図書館などに配布する。
 キトラ古墳の壁画は、下地のしっくいごとはがれ落ちる危険性が高まったため、文化庁がすべてをはぎ取り、保存処置を取った。今回の資料集は石室内にあった壁画の全容を後世に伝える上で重要な役割を担う。
 A4判51ページで、壁に描かれた四神の実寸大写真など、石室内の写真をふんだんに収録している。奈良文化財研究所が中心となって2004年3~7月に撮影した。写真を基に石室内を再現した動画(ブルーレイディスク)も付く。
 動画は3月10日~5月31日の平日、奈良県橿原市にある奈良文化財研究所都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)で随時上映される。

奈良文化財研究所

産経ニュース
絶景ダイトレ「山ガール」来たれ 踏破15時間の登山道を再整備

 大阪、奈良、和歌山の3府県境で、屯鶴峯(どんずるぼう)(奈良県香芝市)から槇尾山(大阪府和泉市)を貫く約45キロの登山道「ダイヤモンドトレール」(ダイトレ)の再整備に、河内長野市など大阪府内の5市町村が乗り出すことが9日、分かった。踏破に14~15時間かかるのに、トイレは8カ所のみ。見晴らしがきくビュースポットは11カ所という現状だが、奈良県側の自治体も巻き込み、女性登山客「山ガール」たちが安心して登れるように改造してファンの裾野を広げる狙いだ。
 ダイトレは、金剛生駒紀泉国定公園内を縦貫する登山道で、昭和45~49年度、大阪府などが整備した。“国のまほろば”の奈良盆地や、都市が連なる大阪平野、大阪湾を見渡せる大パノラマが特徴。「一目百万本」と称されるツツジの群落で有名な葛城山や、年間100万人もの日本一の登山客数を誇る金剛山など人気スポットが点在する。
 金剛山を通ることから、金剛石(ダイヤモンド)にちなんで命名された。一方、木材価格の低迷で、間伐されなくなった人工林がうっそうと茂り、かつてほど眺望はよくない。木が倒れて歩けなくなっている場所もあるという。
 千早赤阪村の松本昌親村長は、自治体ごとに管理をしていることが、登山道全体の荒廃につながったと分析。登山道が通る自治体が手を組み、一体で再生させる必要があると考えた。
 そこで「経済を動かすのは女性」と、再整備のキーワードを、専用のウエアで山を登る若い女性「山ガール」とし、女性が安心して登れるように、トイレや休憩所を兼ねたビュースポットの増設を提案している。
 河内長野、和泉、太子、河南、千早赤阪の府内5市町村は金剛山で5月ごろ、活性化について意見交換するサミットを企画。葛城市など奈良県側の首長や、山登り関連の団体も招き「山ガール」体験やアウトドア料理のレシピ紹介といったイベントも予定している。

ダイヤモンドトレール情報
ダイヤモンド・トレール-メイン
Wikipedia : ダイヤモンドトレール
Wikipedia : 金剛生駒紀泉国定公園

源泉かけ流し徹底の9温泉が協会設立へ

産経ニュース
源泉かけ流し徹底の9温泉が協会設立へ 十津川温泉など

 加温や加水などをせず「源泉かけ流し」を徹底している全国9カ所の温泉地が集まり、新組織「日本源泉かけ流し協会」を4月、立ち上げる。7日に都内で準備委員会を開いて正式決定し、泉質にこだわり、温泉本来の魅力をアピールしていくとしている。
 参加するのは全施設が源泉かけ流しで、温泉教授として知られる札幌国際大の松田忠徳教授が提唱する「源泉かけ流し宣言」を行う温泉地。湯量減などで源泉を循環ろ過させる施設が多くなっている中で、希少な温泉地の集まりといえそうだ。
 平成16年に全国初の「宣言」を行った奈良県の十津川温泉をはじめ、川湯・摩周(北海道)▽ぬかびら(同)▽高湯(福島)▽奥塩原(栃木)▽関(新潟)▽ 野沢(長野)▽宝泉寺(大分)▽長湯(同)-というラインアップで、温泉ファンに人気の温泉地が並ぶ。産経新聞の取材に対して、松田教授は「今後、条件に合致する他の温泉地にも呼びかけ20カ所くらいの規模にしたい」と話した。
 毎年、メンバーの温泉地に集まり、サミットを行う計画で、6月には大分・長湯温泉で開催する。ホームページも立ち上げ、魅力を訴えていくほか、メンバーの勉強会も行う。将来的には旅行商品の開発など相互誘客のシステム作りに発展させたいという。
 同種の団体では、全国約200軒でつくる「日本秘湯を守る会」が知られており、協会に参加する温泉地の施設で、同会に加盟している旅館も多い。
 松田教授は「秘湯の会はいい秘湯宿によるネットワークだが、協会は地域再生のキーワードの一つとして、本物、健康志向の温泉を生かすネットワークにしていきたい」としている。
 また、松田教授は「アジアからの訪日観光客の最大の目的は温泉。しかし、タイに200カ所、台湾に100カ所以上、中国には無数の温泉があるとされている。彼らと競争になる前に、接客や料理を含めた日本固有の温泉文化を磨き直し、他の追随を許さないレベルに高める必要がある」とも話している。

【十津川村観光協会】 ホームページへようこそ
弟子屈なび_川湯温泉
摩周温泉
ぬかびら源泉郷旅館組合
福島県・高湯温泉
小さな温泉宿場 奥塩原新湯温泉/栃木県那須塩原市塩原温泉郷/
北信州野沢温泉 観光協会オフィシャルウェブサイト
大分県九重町・宝泉寺温泉郷【宝泉寺温泉・壁湯温泉・川底温泉】
長湯温泉.com
Wikipedia : 掛け流し

ギフチョウ、奈良で絶滅の危機

YOMIURI ONLINE
ギフチョウ、奈良で絶滅の危機

 豊かな自然で観光客を集める奈良県御所市の葛城山頂付近で、「春の女神」とも呼ばれるギフチョウが数を大きく減らしている。
 同山の環境保全に取り組むNPOの調査によると、2004年に調査区域の約1・2ヘクタールで1051個あった卵は一昨年、213個にまで激減。昨年は400個に回復したが、いまも絶滅が心配されている。復活に向けて活動を続けるNPOに同行した。
 「大和葛城山の自然を大切にする会」(大阪府松原市)。今月上旬、代表の宮平絹枝さん(74)ら会員3人が、幼虫の餌にもなる食草ミヤコアオイの保護のため、遊歩道の脇に立ち入り禁止のロープを張る作業を行った。
 長さ200メートルのナイロンのロープを丹念に遊歩道沿いの杭の穴に通していく作業。気温は正午過ぎで0・5度。雪が舞い、ロープを持つ手がかじかむ。約1時間半をかけて1本目を通し終え、次のロープにかかる。作業は約7時間に及んだ。
 合間に、宮平さんが教えてくれた。「ほんの10年前には、春になるたび、ここで群れになって飛ぶ姿が見られたんですよ」
 ギフチョウは羽根を広げると約5センチ。黄色と黒のしま模様が特徴で、春にはカタクリやスミレの花から花へ、ゆったりと飛び回る。何匹ものギフチョウが春の訪れを喜ぶように舞う姿は、山の風物詩だったという。
 それが2008年には県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定された。編さんにかかわった広陵町の写真家伊藤ふくおさんは「開発や植林による植生の変化、放置林の増加などでミヤコアオイが減ったことが大きい」と話す。
 日本チョウ類保全協会(東京都)によると、ギフチョウは希少性や美しさから愛好家に人気で、同山産の標本が1匹1500円前後でインターネットなどで販売されるため、激減には乱獲の影響もあるという。
 同NPOは現在、ギフチョウを天然記念物に指定するなど採集を制限する措置を行政に求めている。
 宮平さんらを保護活動に駆り立てるのは「自分たちが昔見た光景を子供たちに見せてあげたい」との強い願いだ。「たくさんのギフチョウが舞う楽園のような光景をよみがえらせたい」と話す宮平さん。その日が来ることを強く願った。(宇野新平)

Wikipedia : ギフチョウ