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「日向遺跡」出土土器に「日奈田」 地名裏付ける発見 茨城・常陸太田

 茨城県教育財団は9日、古墳時代から平安時代までの古墳・集落跡「日向(ひなた)遺跡」(常陸太田市亀作町)の調査結果を発表した。9世紀ごろの集落跡から現地の地名(字(あざ)名の日向)を裏付ける「日奈田」と記された墨書土器(茶碗)が発見された。このほか、約1500年前の古墳の一部、平安期を中心に約140軒が連なる大規模集落跡などが確認された。
 この調査は国道293号バイパスなどの工事に伴い、昨年6月から実施。特に、今回の墨書土器の出土は、現在につながる地名が記された1100年以上前の資料として貴重な発見で、同財団の小川貴行主任調査員は「当時の役人や僧侶ら文字を書ける地位の高い人々が住んでいた可能性がある」と推察している。
 現地は12日午前10時半から1時間半、一般公開される。問い合わせは同財団常陸太田事務所(電)0294・74・4725。

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