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尾道水道の桑田渡船、今月末で廃止 広島

 尾道市と対岸の向島を結ぶ尾道水道航路のうち、同市山波町-向東町の桑田渡船が3月末で廃止になる。同水道の渡船は市中心部-向島町の3航路となる。
 桑田渡船は昭和41年、現在の宮本汽船(山波町)が事業を受け継いで営業。尾道大橋東側の約380メートルを3分で結び、定員74人、乗用車3台を積載するフェリー(18トン)が1日72往復している。大人100円、自転車は10円増で、学生や高齢者の貴重な生活の足となってきた。ピーク時は年間約70万人の利用があったが、現在は約25万人に。
 同社によると、向東町側の桟橋の維持管理に必要な土砂の浚渫(しゅんせつ)作業費の負担が大きくなり、事業継続が困難と判断。2月末に中国運輸局に航路廃止届を提出した。宮本隆幸社長は「利用者には申し訳ないが、安全確保に自信が持てない以上、やめざる得ない」と話した。

r尾道市港湾振興課、航路、旅客船