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広島西飛行場の廃港決まる

 広島市議会は9日、本会議を開き、広島県営広島西飛行場(西区)を、「広島シティ空港」として市営化する設置管理条例案を賛成少数で否決した。湯崎英彦知事は否決を受けて早急にヘリポート化する方針。1961年に広島空港として開港した西飛行場は、半世紀の歳月を経て廃港となることが事実上、決まった。
 市議会はさらに、2011年度当初予算案から西飛行場の市営化への関連経費(1億3千万円)と、旧市民球場跡地(中区)の緑地広場整備の事業費など(3億4千万円)を削除した修正予算案を賛成多数で可決した。自民新政クラブ、政和クラブ、公明党、新保守クラブの4会派の幹事長が提出していた。
 西飛行場は61年、国管理の広島空港として開港。同空港が広島県旧本郷町(三原市)に移転したため93年、県営のコミューター・小型機専用飛行場として再出発した。最多9路線が就航したが、最近は利用が低迷。昨年10月30日を最後に定期路線がなくなった。
 湯崎知事は8日の会見で「本会議で市営化を否決された場合は、市の重大な意思決定だと受け止める」と明言。西飛行場を廃港し、市に提案していた県市共同運営のヘリポートに転換する手続きを早期に進めるとした。
 また、市議会が旧球場跡地の整備事業費を削除したことで、市が13年春までに緑地広場を整備する予定だった跡地利用計画の先行きは不透明になった。一方で11年度の球場解体工事費は認められ、市は解体を継続する。

広島西飛行場
Wikipedia : 広島西飛行場
平成23年第1回定例会 平成23年2月15日~3月9日 | 議会中継 | 広島市議会