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「コウホネ」救え! 絶滅危機の水草、兵庫県など移植

 姫路市林田町のため池に自生し、県が絶滅の危機にひんしていると指定した水草「コウホネ」が道路の拡幅工事で消滅する可能性があることが分かり、県と地元住民が別の場所に移植活動を始めるなど保存・繁殖に向けた取り組みが進んでいる。
 コウホネはスイレン科の多年生水草で、日本各地の浅い池や沼などに生育し、夏に黄色い花が咲く。水底の泥の中に骨のように見える太く白い地下茎があることから漢字では「河骨」と書く。近年は減少しつつあるといい、県は絶滅の危機にひんしているとして「レッドデータブック2010」で最高のAランクに位置づけている。
 林田町のため池には約100株のコウホネが自生しているが、地元住民が近くにある市道の拡幅工事を希望している。このため、県は約1・3ヘクタールのビオトープを持つ大阪ガス姫路製造所(姫路市白浜町)と県立人と自然の博物館(三田市)にコウホネの一部を移植することにした。
 繁殖すれば別のため池などに再移植する予定で、県は「貴重な種を保存するため住民と大阪ガスと連携し、繁殖を成功させたい」としている。

Wikipedia : コウホネ