産経ニュース
筒井氏の城、13世紀から 大型井戸や溝発見

 「洞ケ峠」の故事で知られる16世紀の戦国武将、筒井順慶の居城だった奈良県大和郡山市の筒井城が、筒井氏が文献に登場する以前の遅くとも13世紀から約300年間にわたって城郭として存続していたことが発掘調査で分かり、同市教育委員会が9日明らかにした。中世の城郭史を研究する上で貴重な史料。
 市教委によると、城跡の中心的な場所で幅2.2メートル、深さ0.6メートルの溝を発見。近くで直径0.9メートル、深さ2メートル以上の大型井戸も見つかった。一緒に出土した土器からみて、いずれも13世紀後半に掘り、14世紀前半までに埋め戻したと判断。井戸の規模から邸宅用ではなく、城郭用とみられる。
 順慶の直系の先祖らしき名前は14世紀半ばの文献にある。筒井城の建て替えが14世紀前半から廃絶した16世紀末までに何度かあったことも既に判明しているが、13世紀以前については分かっていなかった。

Wikipedia : 筒井順慶
Wikipedia : 筒井城