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唐三彩のおもちゃ破片出土 国内初、新潟・山口遺跡

 新潟県埋蔵文化財調査事業団は9日、同県阿賀野市の山口遺跡から、弦楽器とつぼを模した中国・唐時代の陶器「唐三彩」のおもちゃの破片2個が出土したと発表した。同事業団によると、これまで18府県の71遺跡で陶枕や杯など生活用品の出土例はあるが、おもちゃの出土は国内初という。
 弦楽器のおもちゃの破片は9世紀前半(平安時代前期)の穴から見つかり、縦2.5センチ、横3.5センチ。弦を張ったようにみせた刻み模様が7カ所あり、全長は15センチ程度と推定される。もう一つは遺跡内の別の場所から出土。縦0.9センチ、横1.3センチで、つぼの口縁部か装飾部分のものという。
 京都橘大の巽淳一郎教授は「唐三彩のおもちゃは晩唐の中国で一般に流通していたが、貿易の商品として日本にもたらされたとは考えづらく、遣唐使が土産として持ち帰った可能性などが考えられる」と指摘している。

財団法人 新潟県埋蔵文化財調査事業団
Wikipedia : 唐三彩