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絶景ダイトレ「山ガール」来たれ 踏破15時間の登山道を再整備

 大阪、奈良、和歌山の3府県境で、屯鶴峯(どんずるぼう)(奈良県香芝市)から槇尾山(大阪府和泉市)を貫く約45キロの登山道「ダイヤモンドトレール」(ダイトレ)の再整備に、河内長野市など大阪府内の5市町村が乗り出すことが9日、分かった。踏破に14~15時間かかるのに、トイレは8カ所のみ。見晴らしがきくビュースポットは11カ所という現状だが、奈良県側の自治体も巻き込み、女性登山客「山ガール」たちが安心して登れるように改造してファンの裾野を広げる狙いだ。
 ダイトレは、金剛生駒紀泉国定公園内を縦貫する登山道で、昭和45~49年度、大阪府などが整備した。“国のまほろば”の奈良盆地や、都市が連なる大阪平野、大阪湾を見渡せる大パノラマが特徴。「一目百万本」と称されるツツジの群落で有名な葛城山や、年間100万人もの日本一の登山客数を誇る金剛山など人気スポットが点在する。
 金剛山を通ることから、金剛石(ダイヤモンド)にちなんで命名された。一方、木材価格の低迷で、間伐されなくなった人工林がうっそうと茂り、かつてほど眺望はよくない。木が倒れて歩けなくなっている場所もあるという。
 千早赤阪村の松本昌親村長は、自治体ごとに管理をしていることが、登山道全体の荒廃につながったと分析。登山道が通る自治体が手を組み、一体で再生させる必要があると考えた。
 そこで「経済を動かすのは女性」と、再整備のキーワードを、専用のウエアで山を登る若い女性「山ガール」とし、女性が安心して登れるように、トイレや休憩所を兼ねたビュースポットの増設を提案している。
 河内長野、和泉、太子、河南、千早赤阪の府内5市町村は金剛山で5月ごろ、活性化について意見交換するサミットを企画。葛城市など奈良県側の首長や、山登り関連の団体も招き「山ガール」体験やアウトドア料理のレシピ紹介といったイベントも予定している。

ダイヤモンドトレール情報
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Wikipedia : ダイヤモンドトレール
Wikipedia : 金剛生駒紀泉国定公園