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源泉かけ流し徹底の9温泉が協会設立へ 十津川温泉など

 加温や加水などをせず「源泉かけ流し」を徹底している全国9カ所の温泉地が集まり、新組織「日本源泉かけ流し協会」を4月、立ち上げる。7日に都内で準備委員会を開いて正式決定し、泉質にこだわり、温泉本来の魅力をアピールしていくとしている。
 参加するのは全施設が源泉かけ流しで、温泉教授として知られる札幌国際大の松田忠徳教授が提唱する「源泉かけ流し宣言」を行う温泉地。湯量減などで源泉を循環ろ過させる施設が多くなっている中で、希少な温泉地の集まりといえそうだ。
 平成16年に全国初の「宣言」を行った奈良県の十津川温泉をはじめ、川湯・摩周(北海道)▽ぬかびら(同)▽高湯(福島)▽奥塩原(栃木)▽関(新潟)▽ 野沢(長野)▽宝泉寺(大分)▽長湯(同)-というラインアップで、温泉ファンに人気の温泉地が並ぶ。産経新聞の取材に対して、松田教授は「今後、条件に合致する他の温泉地にも呼びかけ20カ所くらいの規模にしたい」と話した。
 毎年、メンバーの温泉地に集まり、サミットを行う計画で、6月には大分・長湯温泉で開催する。ホームページも立ち上げ、魅力を訴えていくほか、メンバーの勉強会も行う。将来的には旅行商品の開発など相互誘客のシステム作りに発展させたいという。
 同種の団体では、全国約200軒でつくる「日本秘湯を守る会」が知られており、協会に参加する温泉地の施設で、同会に加盟している旅館も多い。
 松田教授は「秘湯の会はいい秘湯宿によるネットワークだが、協会は地域再生のキーワードの一つとして、本物、健康志向の温泉を生かすネットワークにしていきたい」としている。
 また、松田教授は「アジアからの訪日観光客の最大の目的は温泉。しかし、タイに200カ所、台湾に100カ所以上、中国には無数の温泉があるとされている。彼らと競争になる前に、接客や料理を含めた日本固有の温泉文化を磨き直し、他の追随を許さないレベルに高める必要がある」とも話している。

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弟子屈なび_川湯温泉
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福島県・高湯温泉
小さな温泉宿場 奥塩原新湯温泉/栃木県那須塩原市塩原温泉郷/
北信州野沢温泉 観光協会オフィシャルウェブサイト
大分県九重町・宝泉寺温泉郷【宝泉寺温泉・壁湯温泉・川底温泉】
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Wikipedia : 掛け流し