上毛新聞
「C61」雄姿 廃車から38年ぶり

 7月スタートの群馬デスティネーションキャンペーン(DC)に向けて、JR東日本が復元作業を進めていた蒸気機関車(SL)「C61」の試運転が5日、さいたま市大宮区の鉄道博物館で行われた。廃車から38年ぶりに白煙を上げて走行する雄姿に、詰め掛けた鉄道ファンらが歓声を上げた。点検整備を重ね、7月からの営業運転を予定しており、週末や繁忙期に上越線の高崎-水上、信越線の高崎-横川間を運行する。5月上旬には水上駅と高崎駅でそれぞれ展示公開する。
 東北新幹線の新型車両E5系「はやぶさ」が、同日デビューしたことを記念した企画。C61にはかつての特急「はやぶさ」のヘッドマークが装着された。
 はやぶさの下り初列車が午前8時40分すぎにJR大宮駅を発車したのに合わせ、汽笛を鳴らしてC61もJRの試運転線を走行。博物館の車両展示線に入って、前進と後退の動きを繰り返した。博物館を訪れた鉄道ファンは間近で車両を見学できるとあって、長蛇の列をつくり、C61を写真に収めていた。
 運転士を務めた同社高崎運輸区の後閑治人さん(50)は「走りは調子よく、安定していた。C61はDCの目玉の一つであり、盛り上げに一役買ってくれるはず」と声を弾ませた。同社大宮支社は「復元は順調に進んでいる。本線での走行に耐えられるようチェックしたい」としている。
 復元は昨年1月に始まり、ボイラー改修などを実施してきた。車両は1949年から東北線や常磐線などで活躍。現役引退後の74年から伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地で展示されていた。

わくわく 体験 新発見 – 群馬デスティネーションキャンペーン公式サイト
えきねっと(JR東日本)|プレ群馬デスティネーションキャンペーン:自然スポット、鉄道・SL(旅どきnet)
Wikipedia : 国鉄C61形蒸気機関車
鉄道博物館