産経ニュース
神戸-関空 高速船、来月から300円値上げ

 ■自立経営目指し決断

 神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」を運航する神戸市の外郭団体「海上アクセス」は4月、同船の運賃を値上げする。現行の大人片道1500円が1800円になる。近年は外国人観光客が増えたことが影響して業績も好調という。同市は、値上げで利用者が5%減になる一方で8100万円の増収を見込み、「補助金を必要としない安定経営を実現するために決断した」と話している。
 同社は平成6年、関空開港に合わせて高速船「K-JET」を就航させたが、阪神大震災の影響もあって赤字経営が続き、14年に航路を廃止。18年には神戸空港の開港を機に「神戸-関空ベイ・シャトル」として航路を再開したが、経営環境は厳しく、同市が補助金を投入して航路を維持していた。しかし、ここ数年は利用客が増えており、21年度に単年度収支が初めて黒字化。22年度は利用客が約39万人と過去最多で、2年連続で黒字となる見通し。
 運賃は大人片道を1500円から1800円、小児(小学生以下)は750円から900円にする。さらに65歳以上の「シルバー割引」と日帰りを除いた「往復割引」を廃止する。
 同市は運賃改定による増収を見込み、来年度予算案に計上した補助金を約4600万円と前年度比約5千万円減とした。24年度までには補助金なしの自立経営への転換を目指す。
 同市は「サービスも向上させ、安定した黒字経営につなげたい」としている。

神戸-関空ベイ・シャトル – より早く、より快適に… 神戸ー関西空港を結ぶ高速艇
運賃改定のお知らせ | 神戸-関空ベイ・シャトル(PDF)