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「浜山湧水」の水汲み場完成 島根・出雲

 ■蛇口はヤマタノオロチ

 環境省の「平成の名水100選」に選ばれた島根県出雲市の県立浜山自然公園(面積約92ヘクタール)一角にある「浜山湧水(ゆうすい)群」の水を自由にくめる活用施設が同市浜町の出雲伝承館入り口に完成、関係者ら約60人が出席して祝った。
 「浜山湧水群」の1日の湧出量は約100トン。鉄分がなく、pH(水素イオン指数)7・3~7・7の中性で、古くからしょうゆ、酒造りに活用され、今も砂子田地区の41世帯が簡易水道に利用している。
 同公園は約250年前、篤農家の井上恵助翁が砂丘地にクロマツの苗木約90万本を植林して防風・防砂林を築いた歴史がある。市が「便利な場所で名水をPRして浜山の歴史を学んでもらい、環境保全のシンボルにしよう」と、水源からの送水管(500メートル)や井戸、ヤマタノオロチの口に蛇口を備えた水くみ場、案内板などを約2800万円かけて整備した。
 完成式では長岡秀人市長らがテープカット。近くの園児代表3人らとボタンを押し、さっそく名水でのどを潤した。高松自治協会の板垣八郎監事らは「いい施設ができた。浜山の植林や清掃活動に一層、力を入れていく」と喜んでいた。

環境省選定 平成の名水百選
環境省選定 平成の名水百選/詳細ページ
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