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2万7千個の破片になった古代彫刻、9年がかりで再生に成功

 第2次世界大戦中の空襲で粉々になった古代彫像の破片2万7000個をパズルのように組み合わせて再生する作業が9年がかりで完了し、ドイツ・ベルリンのペルガモン博物館で特別展が開かれている。
 古代彫像は現在のシリアにある遺跡テル・ハラフから出土した。遺跡を発見・発掘したドイツの考古学者マックス・フォン・オッペンハイムが持ち帰り、1930年に博物館を開館して展示していたが、第2次世界大戦中の43年に英軍の空襲を受け、彫像は粉々に砕け散った。
 オッペンハイムはトラック9台分の破片をつなぎ合わせて再生してほしいとペルガモン博物館に頼み込み、破片はその後50年の間、同博物館の地下に眠っていた。しかし東西ドイツ統一後の90年代に入って破片を調べたところ、少なくとも一部は再生できそうだとの希望が浮上。破片をつなぎ合わせる作業が2001年にスタートした。
 作業ではすべての破片を集めて1カ所に並べ、担当者の目と感と忍耐力だけを頼りに、巨大な3Dジグソーパズルのように組み合わせていったという。
完成した彫像を展示する特別展は、最初の3日間だけで1万人の入場者を集めた。期間は8月14日まで。
 テル・ハラフの宮殿の遺跡からは、紀元前にアラム人が作った神々の像や聖なる動物、空想上の生物の像などが出土している。出土品はシリアのアレッポにある博物館とオッペンハイムとの間で分けられていた。

How a 27,000-piece jigsaw puzzle was solved – CNN.com
Staatliche Museen zu Berlin – Museums

・Completing a giant jigsaw puzzle