日本経済新聞
ニュージーランドでM6.3 死者複数の情報

 米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド南島で22日午後0時51分(日本時間同午前8時51分)ごろ、マグニチュード(M)6.3の地震があった。震源はクライストチャーチ周辺で震源の深さは約5キロメートル。現地からの報道は複数の死者が出ていると伝えている。多くの建物が損壊し、けが人が出ているもよう。
 キー首相は午後3時に首都ウェリントンで緊急閣議を開く。在ニュージーランド日本大使館はクライストチャーチ周辺の在留邦人約3200人の安否確認を急いでいるが「電話がつながりにくい」という。クライストチャーチ周辺では昨年9月にもM7.0の地震が起き、負傷者が出ている。

【追記】
AFPBB News
ニュージーランドでM6.3の地震、懸命の救助作業続く

 昨年9月にも大きな地震に見舞われたニュージーンランド南島のクライストチャーチ(Christchurch)で22日、マグニチュード(M)6.3の地震が発生し、これまでに65人の死亡が確認された。
 ジョン・キー(John Key)首相は、今後も死者数が増える恐れがあると発表した。
 米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると、地震発生時刻は現地時間22日午後0時51分(日本時間同午前8時51分)で、震源はクライストチャーチ郊外5キロの深さ4キロ付近。
 地震発生時、昼食の時間帯でたくさんの人がいた市中心部は突如、がれきの山と化した。地震発生直後の現地テレビでは、オフィス街でパニックに陥った人びとが、潰れた車両の間を逃げまどう様子が放送された。警察によると現在は、市中心部にいた人は退避している。路面は亀裂が入ってめくれあがり、がれきに車両が埋もれている。
 建物の倒壊は広範囲に及んでいる。同市の象徴である大聖堂の尖塔は折れ、カンタベリーTV(Canterbury TV)の建物は全壊した。クライストチャーチの空港は閉鎖された。
 同市では昨年9月4日にもM7.0の地震が発生し、この時に弱くなっていた多数のビルが崩壊したとみられる。クライストチャーチ市のボブ・パーカー(Bob Parker)市長は5日間の非常事態を宣言した。同市長によると、公共の安全を確保し、救急隊が円滑に活動を行えるよう市中心部は封鎖された。

■夜になっても多数ががれきの中に…

 道路の舗装がめくれ上がり、がれきやガラスの破片が散乱した市内で、約500人の警察官と兵士が救出活動に当たった。
 クライストチャーチ上空にはヘリコプターが飛来し、クレーンを使って損壊したビルにいた人を救出する作業も行われたが、夜になっても多くの人が損壊した建物から出られずにいる。
 キー首相によると、オーストラリアと米国からの救助隊も現場に向かっているほか、シンガポール、イスラエル、欧州連合(EU)からの援助物資も続々と届いている。

【追記】
時事ドットコム
政府緊急調査チームが出発=ニュージーランド地震-成田

 ニュージーランドの地震で富山市の外国語専門学校生らが被災していることを受け、政府派遣の緊急調査チームの3人が22日夜、成田空港発のニュージーランド航空機で現地に向かった。
 国際協力機構(JICA)国際緊急援助隊事務局研修・訓練課の神内圭課長(43)は「多数の被災者が救援を求めている。日本としてどういう支援ができるか、緊急に調査したい」と語った。
 東京消防庁の五十嵐幸裕警防部副参事(51)は「日本人が被災している。まず状況を確認し、人命救助に当たりたい」と述べた。

【追記】
asahi.com
死者少なくとも65人 大聖堂の塔も崩壊 NZ地震

 キー首相は22日、地元メディアに対し「完全な廃虚となった光景だ。ニュージーランドで最も暗い日となった」と述べた。首相は死者は少なくとも65人にのぼるとしている。クライストチャーチ市のシンボル的存在の大聖堂の塔も崩れ落ちたという。地元テレビ局は、死者が200~300人に達する可能性があると伝えた。パーカー市長も同日夜、市内6カ所のビルなどに計100人以上が閉じ込められているほか、個人宅にも多くが閉じ込められている可能性があると語った。
 現地では22日夜、強い雨が降る中、軍隊も動員され救助活動を続けている。病院は数百人のけが人であふれ、重傷者はオークランドなどへ空路で搬送されているという。
 学校などが避難所となり、数千人が寝場所を求めて列を作った。断水し、市当局は市民に雨水をため込むよう呼びかけている。パーカー市長は非常事態を宣言。同国政府も対策本部を設置した。
 ニュージーランドは太平洋の岩板(プレート)とインド・オーストラリアプレートが押し合う場所にあり、地震が起きやすい。今回の地震は活断層に伴う直下型地震で、米地質調査所は、昨年9月に西に隣接する活断層で起きたM7の地震の余震とみている。前回の地震で構造が弱った建物が今回、多く倒壊したとの見方もある。
 人口約35万人のクライストチャーチは同国第2の都市。外務省によると、昨年10月1日現在、在留邦人は2820人。

【2011.02.23追記】
asahi.com
死者75人、不明約300人に NZ、国家非常事態宣言

 ニュージーランドのキー首相は23日記者会見し、クライストチャーチ市を襲った強い地震で、死者は65人から75人に増えたと述べ、国家非常事態を宣言した。「クライストチャーチでの惨事が次第に明らかになってきた」と語った。また、同市のパーカー市長は同日、行方不明が約300人に上っていることを明らかにした。
 被災地では軍や消防当局などが懸命の救出作業を続けている。同市周辺では余震が断続的に50回以上発生。雨も降り続いており、作業は難航しているとみられる。地震発生後から閉鎖していたクライストチャーチ国際空港は同日、国内便の運航を再開した。
 ロイター通信によると、富山市立富山外国語専門学校の学生らが閉じ込められているビルには民放テレビ局も入っており、学生のほかにも多数が生き埋めになっているという。一方、地元ラジオ局は、このビルで7人が死亡し、22人が行方不明になっていると伝えた。
 クライストチャーチ病院には、骨折した人らが大勢運ばれている。AFP通信によると、学校や集会場などに避難した何千人もの人たちは不安な夜を過ごした。

時事ドットコム
緊急援助隊がNZへ出発

 ニュージーランド南部で発生した大地震の被災者救援に当たる国際緊急援助隊は23日午後、成田空港発の政府専用機で出発した。被害の大きいクライストチャーチに日本時間の24日未明に到着する予定。隊員は直ちに被災現場に入り、閉じ込められている人の救出やけが人の治療、がれきの除去などの活動に当たる。
 国際緊急援助隊の派遣はニュージーランド政府の要請を受けた措置で、消防隊員や警察官、医師ら67人で構成。徳永久志外務政務官が同行し、現地で隊員を指揮する。

Magnitude 6.3 – SOUTH ISLAND OF NEW ZEALAND

・Major Earthquake has hit Christchurch, New Zealand
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・BBC interview. Christchurch earthquake, New Zealand 21 Feb 2011 23 51 UTC 6.3 MW
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