宮崎日日新聞
サンゴも被害一部死滅 新燃岳の灰堆積し窒息か

 霧島連山・新燃岳(1421メートル)の降灰で、火口から南東に約60キロ離れた日南市南郷町の大島沖のサンゴが一部死滅していることが分かった。
 周辺では約2割のサンゴに何らかの被害が見られ、専門家は「周辺は沖縄並みにサンゴが多い場所。降灰が続けば被害は大きくなる」と、今後の火山活動に神経をとがらせている。
 異変が見つかったのは5日。宮崎市でダイビングショップを経営する福田道喜さん(50)が、サンゴに火山灰が積もっているのを発見。サンゴを研究する宮崎大学農学部の深見裕伸准教授(海洋生物学)が調査した。
 調査では、サンゴが群生する海域で50メートルの直線上に生息するサンゴを調べた。水深7~12メートルの場所に生息していた104体のうち、約2割に当たる21体が灰をかぶり、一部死滅していることを確認した。