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琉球使節の幻の踊り復元 中国発祥、160年ぶり

 徳川将軍の代替わりなどを祝うため琉球王国から派遣された「江戸上り」の使節が演じた中国発祥の踊り「唐躍(とうおどり)」を約160年ぶりに復元したという公演が26日、東京都内で行われる。中国出身者の劇団が、江戸後期の絵巻物や京劇の様式も参考に再現したものだ。
 1850年まで行われた江戸上りで、琉球使節が幕府への外交儀礼として披露した芸能のうち、宮廷音楽の御座楽(うざがく)は近年、沖縄の音楽愛好家らが楽器と奏法の復元に成功。一方、唐躍は中国でも長く上演が途絶えており、復活が望まれていた。
 公演は那覇市の琉球舞踊家又吉静枝さんらが計画し、東京で活動する京劇俳優張春祥さんらの劇団「新潮劇院」が唐躍の復元を担当。1832年の江戸上りの絵巻物であでやかな衣装の琉球人が唐躍を舞う姿に、そのルーツを残す京劇の作法を取り入れて舞台化する。
 公演では沖縄の演者らが、唐躍に加え御座楽と舞楽(琉球舞踊)も披露。舞台の監修に携わった民族音楽研究者の比嘉悦子さんは「当時の絵巻に描かれた三つのジャンルが初めて網羅されることになり、意義深い」と話している。
 東京・日本橋の三越劇場で26日午後5時半開演。公演の問い合わせは「蘇る琉球芸能 江戸上り」実行委員会(那覇市)、電話098(852)8711。

Wikipedia : 江戸上り
Wikipedia : 御座楽
Wikpedia : 琉球舞踊
京劇・新潮劇院 張春祥主催の在日京劇団
映画 江戸のぼり オフィシャルサイト