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「スピード村」が交通安全月間で改名、オーストラリア

 オーストラリア南東ビクトリア(Victoria)州にある「スピード(Speed)」という名の小さな村が、ドライバーに走行速度を落としてもらおうと1か月間、「スピードキルズ(SpeedKills、スピードは殺すの意)」という村名に改名することになった。
 同州では昨年、地方道路での交通事故による死者数が25%も増加したため、対策として始めた交通安全キャンペーンの一環。
 首都メルボルン(Melbourne)から400キロ、人口わずか45人のスピード村では18日、改名式が行われ、地元の農場主フィル・ダウンさんが、自分も1か月間、「フィル・スローダウン」と改名すると宣言した。
 豪AAP通信にフィルさんは「こういう目的のために自分の名前をさらすのは光栄だね。ちっとも迷わなかったよ。この村の全員が良い試みだと思ってるからね」と述べた。
 この安全キャンペーンのために設置されたフェースブック(Facebook)のページには、10時間で1万人のサポーターがついた。ビクトリア州交通事故委員会のフィル・リード(Phil Reed)広報担当は、「みんなに速度制限以内で、交通安全規則を守って運転するようにしてもらいたい。それを破れば、死ぬことがあるというのを自覚してもらいたい」と語った。
 オーストラリアの運輸当局によると、同国の地方部に広々と伸びる道路では、年間3万2000人が交通事故で死亡あるいは重傷を負っている。そうした地方部の道路の多くはいわゆる「田舎道」で街灯もない。

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