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豪雨や洪水、温暖化で増加 実際のデータで裏付け

 人間の活動によって大気中に排出された温室効果ガスが、豪雨や洪水が起きる危険性を高めたとする研究結果を、カナダや英国、日本の国立環境研究所などのチームが実際の気象データを用いた解析でまとめ、17日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 地球温暖化で豪雨が増えるとの指摘は従来もあったが、実際のデータに基づいて関係を裏付けた研究は初めてという。温暖化が進むと、これまでの予測以上に豪雨が増えるとの分析も提示。発展途上国を中心に増加している豪雨被害を最小限に抑えるため、国際的な温暖化対策の一層の強化が求められそうだ。
 カナダのチームは、1951~99年の世界6千カ所の降雨データを解析。北半球の陸地の3分の2の地域で豪雨が増えたのは、温室効果ガスの増加が主な原因とみられると結論付けた。またコンピューターを用いた従来の温暖化予測の手法は、温室効果ガスの増加によって豪雨被害が増える危険性を過小評価している恐れがあると指摘した。
 一方、英国や国立環境研究所のチームは、英国で2000年秋に洪水被害を引き起こした記録的豪雨を分析。局所的な異常気象を再現できる高性能の計算モデルを使って実験したところ、温室効果ガスの増加が洪水のリスクを20%以上増大させた可能性が高いとの結論をまとめた。

Increased flood risk linked to global warming : Nature News
Wikipedia : 温室効果ガス