産経ニュース
古事記の縁で広域連携 関西不参加の奈良、島根・富山と1300年事業

 古事記編纂(へんさん)から1300年の平成24年に奈良県が始める「記紀・万葉プロジェクト」を前に、同県は今年、島根、富山両県など古代史とゆかりの深い他県と連携し、県内外で古代史をテーマにシンポジウムを開催する。本番の24年に向け同プロジェクトの浸透を図るのが狙い。関西広域連合には不参加の同県が、関西を超えて遠方の県との協調で観光客増を目指す。
 同プロジェクトはポスト平城遷都1300年祭の位置づけで、24年から日本書紀完成1300年にあたる32年までの9年間に、古事記や日本書紀に登場する人物や場所にちなんだイベントなどを予定している。
 開催前年の今年は、古事記の舞台の1つの島根県や、歌人で万葉集を編纂したとされる大伴家持(おおとものやかもち)とゆかりの富山県と協力してシンポジウムをプレイベント的に開催。また、飛鳥京(奈良県明日香村)周辺から平城宮跡(奈良市)までをたどる観光ルートの開拓も計画し、16日発表の23年度一般会計予算案に約4300万円を計上した。
 同県は「県内だけではなく、全国各地に奈良の素晴らしい伝承があることを知るきっかけにしたい」としている。

記紀・万葉プロジェクトの立ち上げ | 平成22年2月17日(水) 定例記者会見/奈良県公式ホームページ(PDF)