産経ニュース
SL市街地へ 栃木県真岡市が移転計画 24年度の完成目指す

 真岡市は平成24年度に、市中心部の真岡鉄道真岡駅の東口に「SL展示施設」を建設することを決めた。週末にSLを運行している真岡鉄道には県外からも鉄道ファンが訪れており、SL展示施設でさらに集客力を高め、市全体の活性化につなげたい考えだ。
 展示するSLは真岡市下籠谷の井頭公園に展示されている9600型蒸気機関車=写真=を移設する。大正9年製造で北海道の各線などを走り、「キューロク」などの愛称で親しまれた。移設に合わせ真岡駅に保管される古い客車や貨車なども一緒に展示する。
 市は23年度当初予算に展示施設の設計業務委託費などとして約750万円を計上。施設は24年度中の完成を目指す。土地の調達費用も含めた総工費は2億~3億円にのぼる見通しだ。
 真岡市はこれまでも、特産の真岡木綿をPRする木綿会館の建設など観光施設整備を推進。また、最近は門前地区の空き店舗に飲食店や雑貨店などが相次いでオープンするなど、県内外から注目を集めている。
 井田隆一市長は「真岡駅を市内観光、回遊の拠点にしたい」とし、新たな観光拠点の整備とともに“SLのまち”をアピールしていく考えだ。市内の空き店舗を利用する出店者への支援事業を新たに創出。23年度予算に約248万円を計上する。

真岡鐵道公式Web(真岡鉄道、蒸気機関車)
Wikipedia : 国鉄9600形蒸気機関車