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触感リアル、実物大モニュメント 神戸・王子動物園が若返り計画

 今春でオープン60周年を迎える神戸市立王子動物園(同市灘区)は“還暦プロジェクト”と銘打って、チンパンジーの毛並みや、ゾウの肌の手触りなどを特殊メークでリアルに再現した実物大モニュメントを設置し、大型のシャワーや降雪機も導入して、野生に近い表情を引き出すような仕掛けをする。
 同市などによると、動物園で、実物大のモニュメントを設置しているケースは珍しいという。
 同市は、15日発表の平成23年度予算案にリニューアル計画「フロム60-新たな出発ZOOプロジェクト」として約2億円を計上。計画によると、通常は触れることのできない動物を“体感”してもらため、チンパンジーの毛並み一本一本やゾウの肌の凹凸など、特殊メーク技術などを駆使して再現したモニュメントを製作する。
 さらに園内に大型のシャワーや降雪機を導入。ゾウが水辺で水浴びする様子を見たり、ホッキョクグマが降り積もった雪に体をこすりつけて喜ぶ表情を引き出したりすることで、来園者に自然界で生息している状態に近い動物の表情や動きを見てもらう。
 同園は昭和26年3月21日にオープン。ちょうど60周年にあたる今年の3月21日に、計画のトップを切ってチンパンジーのモニュメントがお披露目される予定で、以降順次整備していくという。
 杉村啓介園長は「60年の感謝を込めて、来園者と動物に優しい動物園にしたい」と話している。

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