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高松市美術館、漆芸家の太田さんの作品など新たに18点収蔵

 高松市美術館は、画家、イケムラレイコさん(59)の油彩「Pacific Red」と、漆芸家で人間国宝の太田儔(ひとし)さん(79)の「藍胎蒟醤(らんたいきんま) 茶箱 浅春」など寄贈の4点を含む18点を収蔵すると発表した。同美術館美術品取得調査委員会(大西淳委員長)が開いた委員会で収集を承認し、大西秀人市長に答申した。
 購入予定の作品の内訳は、油彩画4点、素描1点、映像2点、版画2点、彫刻など3点、漆工2点の計14点。購入予定金額は計約2650万円。収集品は購入手続きを終えしだい順次、公開される。
 イケムラさんは、三重県出身。主に海外で活躍し、高い評価を受けている。故郷の三重県の海が心象風景にあるといい、海外でも海をテーマにした作品が多い。収集作は太平洋をテーマにした近年の代表的な作品の一つで、同美術館に収蔵されるのは初めて。
 太田さんは岡山県出身。伝統的な漆芸技法を研究し、途絶えていた漆技法の藍胎蒟醤を復興させたことで知られる。収集作は同技法を用い、陽光の中、2羽のふくら雀と猫やなぎがみごとに描かれた茶箱で、完成度や技巧などの見地からも作者の核となる作品とされる。太田さんの収蔵作品は18点目となる。

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重要無形文化財保持者(人間国宝)太田 儔
Leiko Ikemura : Exhibitions : 2010-2005 : St. Moritz