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チリで再び大地震の恐れ=科学者チームが発表

 米、英、イタリアなどの科学者チームは30日発行の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス最新号で、昨年2月に大地震と津波に見舞われたチリの太平洋岸で新たな地震が発生するリスクが高まっている可能性があると警告した。
 これら科学者は、昨年の大地震は英国の自然学者チャールズ・ダーウィンが体験した1835年のチリ大地震以降たまっていた応力を一部解放しただけだったと分析、「応力はたまり続けており、近い将来チリの太平洋岸で再び大地震が発生する確率が高まっている可能性がある」と結論付けた。大地震とはマグニチュード7~8の規模で、8以上だと巨大地震となる。
 科学者チームを率いたイタリア国立地質・火山研究所のステファーノ・ロリート氏はロイター通信に対し、「新たな地震がいつ発生するのは正確に予測するのは不可能」と述べた。科学者たちは、津波や通信衛星などの情報を分析し、サンティアゴ南部のコンセプシオン周辺の沿岸にある「ダーウィン・ギャップ」と呼ばれる区域のリスクを判断した。

2010年の地震以降のチリ地震危険度 (Nature Geoscience): NPG Nature Asia-Pacific
Darwin Gap quake will shake Chile again – environment – 30 January 2011 – New Scientist