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世界最古の新種巻き貝 1.3億年前の地層から 石川・白山市

 石川県白山市教育委員会は19日、同市にある白亜紀前期(約1億3千万年前)の地層から発見された巻き貝3種の化石が、新種として日本古生物学会に認定されたと発表した。うち1種は大きさ数ミリの「サナギガイ類」の新種としては世界最古という。
 同教委によると、3種はいずれもカタツムリなどと同じ「有肺類」の巻き貝。白山市の桑島化石壁で平成9年からの調査で見つかった。22年12月発行の日本古生物学会誌に発表した千葉県立中央博物館の伊左治鎮司上席研究員は「当時の生物多様性を分析する手掛かりになる」と話した。
 世界最古とされたのは殻の長さが2ミリ前後。手取層群から見つかったため「テトリプパ・コスタータ」(あばらのある手取のサナギ)と命名された。水中では生きられず、湖や河川のほとりに生息していたとみられる。
 「ザプティチウス・クワジマエンシス」と命名された貝は殻の長さが6ミリ前後、「アプレクサ・カセキカベ」は15ミリ前後。いずれも湖や河川の浅瀬に生息していたとみられる。

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桑島化石壁(くわじまかせきかべ) – 白山市