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瀬戸内国際芸術祭、次回は13年 実行委員会が決定

 この夏に香川・岡山両県で開かれた瀬戸内国際芸術祭の実行委員会は20日、総会を開き、2013年に次回の芸術祭を実施すると決定した。来年度中に時期などを定めた計画を策定する方針。
 芸術祭は七つの島と高松市を舞台に現代アート作品76点を配置し、3カ月余りで約94万人が来場した。
 実行委会長の浜田恵造・香川県知事は「多くの人が訪れ、地域を活性化できた」と総括した上で「次回は希望するほかの地域の参加も検討したい」と意欲を見せた。
 実行委がまとめた収支報告によると、準備期間を含めた3年で、チケットの販売を含めて8億円弱の収入があり、作品制作費などを差し引いた黒字額は約1億円だった。
 日銀高松支店は同日、芸術祭の経済効果を約111億円とする試算を発表した。

YOMIURI ONLINE – 香川
次回も「来たい」7割超

 県は、10月末に閉幕した「瀬戸内国際芸術祭」の総括報告をまとめた。来場者を対象に実施したアンケートでは、7割以上が次回開催時にも来たいと回答したが、フェリーなど各会場への交通については、2割が良くなかったと答えた。混雑で客が乗り切れない状況が相次いだためとみられ、課題が浮き彫りになった。収支については、チケット販売が好調だったことなどから、1億円の黒字だった。
 アンケートは、芸術祭の主要会場から高松、宇野(岡山県)に向かう旅客船の乗客を対象に9、10月にわたって計16回行われ、1万1476人から回答を得た。
 次回の芸術祭について、「来たい」と回答した人は76・2%だった。展示作品への評価についても、「良い」が65・3%、「まあまあ良い」が28・4%と、好意的な回答が大半を占めた。
 海上や島内での交通に関しては、「良い」「まあまあ良い」は計55・4%にとどまり、「あまり良くない」「良くない」が計20・2%に上った。
 年齢層では20歳代が40・8%、30歳代が27・0%と若年層の来場者が目立った。
 県は「海と島を会場にした初めての試みだったことや、住民との交流などが若い世代に受けた」と分析する一方で、「想定より来場者が多く、バスの便数の増加など一部は対応したが、間に合わなかった」としている。
 また、実施主体だった瀬戸内国際芸術祭実行委員会の収支状況は、2008~10年度の総予算額は6億5200万円だったのに対し、作品制作費や広報活動費などが当初の想定を上回ったため、最終的な支出は6億8900万円だった。

 1億円の黒字 しかし、チケット販売額は当初見込みを約9000万円上回る2億2200万円、協賛金も5000万円程度多い1億5200万円で、収入合計額は7億9300万円となった。このため、差し引きゼロを予想していた収支は、最終的には約1億円の黒字となった。

瀬戸内国際芸術祭2010