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スペインで航空管制官がスト、軍が管制業務に

 スペインで3日、内閣が航空管制官のシフトや労働条件に関する法案を承認したのを受け、航空管制官らがストライキを行い、大半の空港が閉鎖された。
 この影響で数百便に遅れが出て、数万人の乗客が空港で足止めされた。スペインでは6日と8日が祝日にあたり3日から大型連休となるため、数百万人が旅行に出かける。
 スペイン政府は事態の収拾を図るために3日夜、航空管制官が通常の職務に戻るまでの間領空を軍の管理下に置く措置を取った。スペインCNN+によると、午前0時前に軍当局者が10カ所の空港の管制塔に入ったという。
 スペイン政府と航空管制官らは労働条件と賃金をめぐり数カ月前から争ってきたが、3日の午後5時頃、マドリードと地中海のバレアレス諸島の空港に勤務する管制官らがついにストライキに踏み切った。ストライキはすぐにスペイン国内の大半の空港に広がり、数百便に影響を与えた。
 スペインの民間航空管理機関AENAは、25万人に影響が及ぶと予測している。AENAは旅行者らに対し、自分が搭乗する便の運航を確認できるまで空港に来ないよう呼び掛けている。
 CNN+によると、スペイン政府はストライキに関する緊急会議を開き、航空管制官組合の幹部らもその会議に参加するという。

【2010.12.05 追記】
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スペイン空港「正常化」 管制官が職場に復帰

 スペインで航空管制官らがストライキを行い、空港閉鎖が相次いだ問題で、同国の民間航空管理機関AENAは4日、大半の管制官が職場に復帰して事態は「正常化」したと述べた。
AENAの報道担当者によれば、マドリード空港では同日午後、1時間当たり30便の離着陸に必要な管制官の数がそろった。このペースは通常の3分の1に相当する。
スペイン政府は同日、出勤を拒否した管制官らの訴追を可能にする警戒態勢を宣言していた。管制官は命令違反の罪に問われ、禁固刑を科せられる可能性があるとされた。
ストを受けてイベリア、エールフランス―KLM、ライアンエアーなど航空各社は、少なくとも5日朝までスペイン発着便の運航を停止すると発表していた。マドリード空港では足止めされた乗客らの一部がバスや列車などの手段に切り替える動きが始まっていた。

Military in charge of Spanish air space after controllers walk out – CNN.com