京都新聞
ユネスコ事務局長が琵琶湖疏水を視察

 京都市が世界遺産登録を目指す琵琶湖疏水に27日、来日中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)のイリーナ・ボコバ事務局長(58)が視察に訪れた。左京区の南禅寺境内にある水路閣を門川大作市長の案内で見学し「非常に印象深い」と感想を語った。
 市は水路閣など周辺の産業遺産を含めて申請する方針だが、国内の暫定リストだけですでに14件あり、競争が激化している。このため、市がボコバ局長の来日を機に現地で理解を求めた。
 水路閣前で門川市長は「運河の発電施設は世界初。産業遺産としての価値が高い」とPR。ボコバ局長は紅葉を眺めながら「景観と調和しており、素晴らしい」と感嘆の声を上げた。だが、登録については「まずは日本政府の基準で(申請を)決めること」と述べ、国内での調整が前提との見方を示した。
 ボコバ局長は24日に外務省の招きで来日した。

琵琶湖疏水/京都市 上下水道局 疏水事務所
臨済宗大本山 南禅寺