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江戸時代の絵師蘆雪の極小画発見 羅漢図、82年ぶり

 江戸時代の絵師長沢蘆雪(1754~99年)が描き、82年間所在不明だった縦横3・1センチ(約1寸)の「方寸五百羅漢図」が見つかり、滋賀県甲賀市の美術館MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)が5日までに発表した。
 蘆雪は円山応挙の高弟。極小サイズの絵には、中央の白象を取り囲む多くの羅漢と、唐獅子や竜、虎が描かれている。美術史家の辻惟雄同館館長は「当時流行していた天眼鏡を使って描いたのだろう。羅漢や動物が生き生きと描かれ、遠近感も感じる」としている。
 同館によると、蘆雪の死後、大阪の寺院に寄進されるなどし、1928年、京都で競売に出品された記録があるが、その後は所在不明だった。今年6月、京都の美術商から辻館長に鑑定依頼があり、保管されていた箱の署名と印から蘆雪のものと特定した。
 来年3月12日から開催する同館の特別展で公開される。

Wikipedia : 長沢芦雪
MIHO MUSEUM
Wikipedia : 円山応挙