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中央線オレンジ電車、終着駅は松本 長野でスクラップ

 「201系、ありがとう~!」。中央線の代名詞として約30年の間活躍してきた「オレンジ電車」が17日のラストランで役目を終えた。始発駅となった東京都日野市のJR豊田駅、途中停車した甲府市のJR甲府駅、終着駅となった長野県松本市のJR松本駅には、最後の雄姿を一目見ようと多くの鉄道ファンが詰めかけた。
 ラストランは特別ダイヤによって運行され、午前10時19分にJR豊田駅を出発した後、午後0時半にJR甲府駅を経て、午後2時半にJR松本駅に到着した。
 事前申し込みによって選ばれた約400人が乗車。途中の沿線には多くの写真愛好家が三脚を立てて電車の通過を待ち受けたほか、始発駅の豊田駅でラストランの出発を見送った後、八王子駅から特急「あずさ」に乗って、201系を追い抜き、終着駅の松本駅で到着を待ち受けた鉄道ファンらも数多くみられた。
 JR豊田駅には朝8時ごろから、改札口脇に設けられた記念品売り場に鉄道ファンらが長蛇の列を作った。
 出発時間が近づくと、豊田駅のホームは約200人の鉄道ファンで大混雑。出発のブザーが鳴り、オレンジ一色の電車が徐々にホームから動き始めると、カメラのフラッシュが無数にたかれ、「ありがとう!」「最後までしっかりな!」という歓声や声援が飛び交った。
 終着駅となったJR松本駅では、「オレンジ電車」がホームに入った途端に待ち受けた鉄道ファンらから大きな拍手がわき起こり、電車から降りた乗客らがホームで待っていた鉄道ファンらと互いに握手を交わし合う光景などが見られた。
 JR東日本によると、「201系」は1970年代のオイルショックを受けて79年に試作車が作られた省エネ車両で、85年にかけて合計1018両が製造された。老朽化などの理由により、2006年から新型「E233系」への置き換えが進み、14日に通常運行が終了。今後、長野市の長野総合車両センターでスクラップ処理される予定になっている。
 201系の開発に携わった元国鉄の技術者、佐々木拓二さん(65)=東京都港区北青山2丁目=は「ここまで多くの人々に愛され、うれしく思っている」と話した。

JR東日本八王子支社|さよなら中央線201系キャンペーン
Wikipedia : 国鉄201系電車
Wikipedia : JR東日本E233系電車

・ありがとう、さようなら、オレンジ電車 201系姿消す
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