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長谷川等伯の山水図襖の複製が完成、公開される

 安土桃山時代を代表する絵師、長谷川等伯が描いた重要文化財の「山水図襖(ふすま)」32面を高精細デジタル技術で再現した複製品が完成、圓徳院(京都市東山区)で1日、報道陣に公開された。
 京都文化協会とキヤノンが取り組む「文化財未来継承プロジェクト」。「山水図襖」は、等伯が大徳寺三玄院住職の留守中に勝手に上がり込み、一気に描いたという逸話が残っている。
 幕末のころ、三玄院から圓徳院に移されたが、劣化防止や等伯没後400年を記念し、3月に4面を複製。金沢国際文化交流研究所(金沢市)の支援で、残り28面を完成させた。
 原本は雲母(きら)刷り桐文様の唐紙に描かれたが、複製は撮影データを和紙に印刷し、山水画の上から雲母を施して桐文様を再現、表装表具の経年変化も忠実に仕上げた。複製は圓徳院で4日と7日~12月8日に一般公開される。

毎日jp
長谷川等伯:「山水図襖」デジタルで“完全再生” 圓徳院

 安土桃山時代の絵師、長谷川等伯筆「山水図襖(ふすま)」全32面(重文)がデジタル複製され、原画を所蔵する高台寺塔頭・圓徳院(京都市東山区)で1日、報道陣に公開された。一般公開は4日から。原画は京都国立博物館と等伯の故郷の石川県七尾美術館に16面ずつ寄託される。
 作品の劣化が激しいため、NPO法人京都文化協会とキヤノンなどが複製に取り組み、襖1面を20~25分割で撮影し特殊な和紙に出力。しみや風合いも忠実に再現した。
 「原画以上に素晴らしい出来で感謝している。より多くの方に見てほしい」と圓徳院(075・525・0101)。公開は12月8日まで。大人500円、中高生200円。

圓徳院
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