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タイタニック沈没100年記念クルーズ、悲劇便乗と批判も

 豪華客船「タイタニック」の沈没から100年目となる2012年に、少なくとも2社が記念クルーズを企画している。何度も小説や映画の題材になったタイタニックの記念航海は高い関心を呼ぶ一方で、悲劇に便乗した無神経な企画だと反発する声も出ている。
「タイタニック・メモリアルクルーズ」はタイタニックと同じ航路をたどる計画で、イングランドのサザンプトンを出港してフランスのシェルブールを通過し、アイルランドのコーブ港に寄稿した後、大西洋の沈没地点に向かう。この地点で沈没時刻の4月15日午前2時20分に追悼式を営むという。
乗客はタイタニックと同じ1309人を乗せる予定で、チケットはほぼ完売。主催者によれば、タイタニックの生存者と犠牲者の親族30人以上も乗船するという。
一方、「ボヤージュ・タイタニック2012」のクルーズ船は同年4月9日に乗客680人を乗せて米マサチューセッツ州ボストンを出港し、タイタニックの犠牲者多数を受け入れたカナダのハリファックスに寄港。その後沈没地点へ向かい、やはり4月15日に追悼式を営む。遠隔操作式の探査船も同行し、天候が許せば船体の残骸の映像を生中継するという。
両クルーズともタイタニックと同じメニューを用意し、中には当時の装いで参加する乗客もいると予想。しかしこうした企画は悲劇に便乗して楽しむものだと批判する声もある。
クルーズ情報交換サイトには、妻の曽祖父がタイタニックの犠牲になったという投稿者が「(映画「タイタニック」に登場する)ジャックとローズの衣装でマティーニを飲もうと思っている人は、遺族にとってこれがまだ生々しい記憶だということを忘れないで」と書き込んだ。

Titanic 100th cruises spark buzz, debate – CNN.com
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