産経ニュース
九州新幹線・鹿児島ルート 来年3月12日に開業

 JR九州は15日、九州新幹線(鹿児島ルート)博多~新八代間の開業日を、2011年3月12日に決めたと発表した。04年3月に開業している新八代~鹿児島中央と合わせ、九州新幹線(鹿児島ルート)の全線開業し、博多から鹿児島中央までが約1時間20分で結ばれる。
 全線開業に伴い、山陽新幹線と九州新幹線の相互直通運転(新大阪~鹿児島中央間)も実現する。

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JR九州社長「鹿児島-大阪2万3千~2万4千円…割引で勝つ」 新幹線全通3月12日

 JR九州は15日、九州新幹線の全線開業日を来年3月12日の土曜日に決定した、と正式に発表した。部分開業から7年を経て、山陽新幹線との直通運行により鹿児島-大阪間が現行の5時間程度から約1時間短縮される。記者会見した唐池恒二社長は「九州内の移動とともに、大阪など西日本と九州との交流が活発になる」と期待を込めた。

■麻生知事「多くの駅に停車を…福岡の人口が分散できる」
 九州新幹線は博多-鹿児島中央の257キロで計12駅。このうち新八代-鹿児島中央(127キロ)は平成16年3月に部分開業した。
 全線開業後は九州の多数の駅に停車する「つばめ」と九州の主要駅のみにとまり関西と結ぶ「さくら」が走る。鹿児島中央から新大阪まで直通運転し、4時間を切る最速列車については「みずほ」の名称で検討が進んでいる。
 現在、未開業の博多-新八代間で実際に「さくら」として使われる車両(N700系)を走らせて車両や駅、レールなど設備の検査が行われている。検査が順調に進めば、11月末から運転訓練が始まる。
 運賃については10月にも国土交通省に申請予定だが、鹿児島中央-新大阪の正規料金は2万円を超える見通し。また、ダイヤは12月に決定する。
 唐池社長は「全線開業により、これまで東を向いていた広島や関西の人を九州に向かせることができる。(新幹線沿線に限らず)九州全域で西日本との交流が活発になる」と語った。

 九州新幹線の全線開業日が決まったことに、沿線自治体の首長からは歓迎の声が上がった。
 熊本県の蒲島郁夫知事は県庁内で記者団に対し「大変うれしい」と感激した様子。「県民総参加で県内や九州全体に効果が波及するようにしたい」と地元での取り組みへ意欲を示した。鹿児島県の伊藤祐一郎知事も「待ちに待っていた日がやっと来る。地域社会の発展につながるように努力したい」と笑顔で話した。
 一方、自治体などの関心は料金とダイヤに集まることに。福岡県の麻生渡知事は「多くの本数がそれぞれの駅に止まるよう工夫してほしい」とJRへの要望を口にした。さらに「軽井沢が東京の通勤圏になったように(福岡市の)定住人口の分散が考えられる。便利な使いやすい定期券を作ってほしい」と求めた。
 JR九州の唐池恒二社長は15日の記者会見で運賃、ダイヤとも明言は避けたものの「正規の料金・運賃は2万3千~2万4千円いただいても納得いただけると思う」と語った上で「私の関心は実勢料金。割引制度により競争に打ち勝つ」とした。JR九州が特急に導入している「2枚切符」などの形で、割安感を出す戦略とみられる。
 停車駅について唐池社長は「九州内で各駅にとまる列車と(主要駅のみの)速達列車を走らせる。さらに新大阪との直通列車を速達列車として1時間に1本程度」と述べた。構想中の最速列車「みずほ」については「4時間を切ることが新幹線運営会社の使命」とした。

Wikipedia : 九州新幹線
九州新幹線「つばめ」 : JR九州
JRおでかけネット – 山陽新幹線・九州新幹線 直通列車「さくら」のご案内