産経ニュース
大阪-鹿児島に最速新幹線「みずほ」投入 3時間47分 航空対策への切り札

 来年春に全線開業する九州新幹線鹿児島ルートに、すでに新大阪-鹿児島中央間で運行が決まっている「さくら」(所要時間約4時間)に加え、同区間に最速3時間47分で結ぶ新しい列車「みずほ」の導入が検討されていることが24日、関係者への取材で分かった。移動時間で圧倒的有利な航空機との競争を意識し、九州新幹線を運行するJR九州とJR西日本は「みずほ」の停車駅を絞り、4時間以内で大阪と鹿児島を結ぶという。

あの寝台特急の名…途中停車6駅のみ

 九州新幹線はすでに、新八代(熊本県)-鹿児島中央間で開業しており、全線開業はJR各社の春のダイヤ改正に合わせ、来年3月12日で準備が進められている。
 国土交通省の調査では、平成19年度に関西から鹿児島に行った人の85%が航空機を選択していた。伊丹-鹿児島間のフライト時間は1時間10分で、JR側は航空機への対抗策として、4時間を切る新型列車が必要と判断したとみられる。
 「みずほ」と「さくら」「つばめ」の関係は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の関係と同じになるといい、利用者に選択の幅を持たせる狙いもある。
 「みずほ」は、昭和36年から平成6年まで、東京と熊本など九州地方を結んだ寝台特急「ブルートレイン」の名称。九州新幹線では、「さくら」と同じ最新型「N700系」を基調にした車両を使用し、山陽新幹線の区間では少なくとも新神戸、岡山、広島、小倉に停車。九州新幹線では、博多を出発した後は、熊本以外は停車しない見込み。
 現在、「さくら」は約1時間に1本とする方向で調整されているが、「みずほ」の運行はさらに限定的になるとみられる。
 「みずほ」などの運賃は年内にも発表される予定。

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最速新幹線「みずほ」、停車駅の選定に苦慮 JR九州社長が吐露

 来春全線開業する九州新幹線鹿児島ルートで、JR九州・西日本両社が検討中の、新大阪-鹿児島中央を3時間47分で結ぶ最速新幹線「みずほ」導入について、JR九州の唐池恒二社長は25日の定例会見で、「新幹線の使命として、1分でも2分でも短縮できるよう勉強しているところだ」とした上で、停車駅の選定に苦慮していることを吐露した。
 唐池社長は、沿線自治体から地元駅への停車を求める要望が相次いでいることについて、「停車駅を増やせばそれだけ遅くなる」と語った。
 「みずほ」の名称と来年3月12日を軸に調整が進む開業スケジュールについては「最終決定ではない。早ければ9月下旬か10月にも運賃申請にこぎつけたい」とした。
 すでに運行が決まっている「さくら」は約4時間で新大阪-鹿児島中央間を走るが、JR九州と西日本は、航空機との競争を念頭に、4時間を切る列車を走らせることで調整を続けている。
 これに対し、佐賀県の古川康知事は25日の定例会見で、「『さくら』と同様の停車を確保できるよう要望したい」と述べた。同知事は「時短という意味では難しいだろうが」としながらも、地元駅・新鳥栖への停車を求める考だ。

1分でも所要時間を短縮したいJR側と、新幹線による経済効果を見込む自治体との綱引き状態のようだ。いずれにしても九州新幹線が開通すれば、関西在住者としては九州が特に鹿児島なんかは近い存在に感じることになりそうだ。

Wikipedia : 九州新幹線
九州新幹線「つばめ」 : JR九州
JRおでかけネット – 山陽新幹線・九州新幹線 直通列車「さくら」のご案内

・九州新幹線新型車両報道公開
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