私は見ていないが問題のパラグアイ戦を放映したTBS・みのもんたの「朝ズバ」で駒野選手の母親にインタビューを敢行し、「皆さんに申し訳ない」と言う言葉を引き出したそうだ。このことでネット上ではちょっと熱を帯びていて、これは酷いというのが大方の意見のようだ。TBSにはそこまでの意図は無かったかもしれない。実際敗戦後に他の選手たちの親族にインタビューする場面がいくつか放映されていた。しかし敗戦した選手たちの中でも特に駒野選手の母は心を痛めていたに違いないことは容易に想像できる。よってこのインタビューは結果的に傷口に塩を刷り込むようなことになり視聴者から反感を買ってしまったと思う。相手を思い遣るという日本の「美徳」を踏みにじったように見える行為は一種の「いじめ」にも写ったのかもしれない。

【追記】
※どうやらTBSの件はデマでらしい。とは言うものの、本当にデマであるのかどうかも当方は見ていないので判らない。

さて、サンスポに以下のような美談記事があった。
PK外しうつむく駒野、誰が慰めたか…

 ドイツ公共放送「ARD」で解説を務めたかつての名選手ネッツァー氏は「駒野はこの場面を生涯忘れられないだろう」と話したという。PK戦。駒野のシュートはクロスバーを直撃して大きくはねた。頭を抱える駒野。そして大会からの敗退が決まると、泣きじゃくった。敗戦は、駒野ひとりの責任ではない。誰が、駒野を慰めたか。
 バーをたたき、上方に大きく弾んだ自らのシュートに、駒野は天を仰ぎ、頭を抱えた。うつむいてセンターラインの仲間の所へ戻る駒野を抱きかかえるようにして迎え、列の中へ招き入れたのは、大会前にその腕からキャプテンマークを剥奪された中沢だった。
 5人目のキッカー、カルドソが決勝のゴールを決めると、歓喜の輪を抜けだし、1人のパラグアイ選手が駒野に駆け寄り、額をすりつけるようにして何かを語りかけた。自身4人目のキッカーとして落ち着いてゴール中央にPKを決めたアエドバルデスだった。おそらくスペイン語だったのだろう。駒野は何を言われているのか分からないはずだが、しきりにうなづいていた。気持ちは通じていたのだろう。
 一番長く駒野の肩を抱いていたのは、松井だった。そして駒野以上に泣いていた。何も言わず、しゃくり上げ、ただただ肩を抱き続けていたようにみえた。そして逆の肩を、阿部が抱いた。
 サポーターへのあいさつに駒野を背を押していざなったのは、稲本だった。努めて笑顔だった。駒野は笑顔を返すことはできなかった。それでも稲本は笑みを送り続けた。
 ロッカ-ルームに引き上げ、ミックスゾーンに姿をみせた駒野は、無言でうつむき、報道陣の前を通り過ぎた。バッジオが、バレジも味わったPK戦の残酷。だが多くの仲間に支えられ、駒野は立ち直らなくてはならない。

対戦国パラグアイ・アエドバルデス選手の行為と駒野選手の母国のマスコミ・TBSの行為、いやはや、何とも・・・